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2011年 10月 29日

近江路・仏女ブロガー旅紀行 13 ~美冨久酒造~

滋賀県観光交流局の方の引率のもと、湖南地方を巡る半日ツアーもいよいよ終盤となりました。
最後の訪問地は甲賀市水口の美冨久酒造さまです。

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バスを降りて少し歩き、角を曲がるといきなり大きな蔵が現れました。
杉玉もぶら下がっていますね。

今回の旅では、滋賀県には意外にも蔵元が多いということを発見。
琵琶湖という大きな水瓶に流れ込む清流がよいお酒を産み出すのでしょうか。
お米の産地、冬の厳しさといった気候も関係しているのかもしれません。

さあ、酒蔵見学と参りましょう♪



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旧東海道を挟むように向かい合わせに建つ建物のうち、まずはこちらから入ります。

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社長と営業の方からいろいろとご説明していただきました。
仏女ツアーということで、机の上には弥勒や不動明王のフィギュアが置かれていました!
お気遣いありがとうございます。
ちなみにこの大きな丸机は、昔の酒樽を再利用したものと思われます。

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大きな酒タンクは1つ約7000ℓ入り。
これが32本あります。

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お米を蒸す機械。
ベルトコンベアーと人力とでお米を運びます。

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純米吟醸用のタンクは先ほどのものより小ぶり。
別室に隔離されており、杜氏さん以外は誰も中に入ることが許されないそうです。

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【麹室(こうじむろ)】
 麹はカビの一種で高温多湿な環境を好む。そのため、麹室は冬の間でも30度を保ち、湿度も高くするために厚い壁や断熱材を用い、外気の侵入を防ぐために入り口を小さくしたり、二重扉にするといった工夫がなされている。また、結露を防いだり湿度を調整するために、麹室の中は杉の板張りとなっている。
 
写真に写っているのは、「床」と呼ばれる作業台で、ここで引き込んだ蒸米をほぐしたり冷ましたりします。
製麹(蒸米に麹菌を植えつけて生育させる)、そして酒母(しゅぼ。純粋な酵母を大量に培養する工程)が酒造りにおいて一番大切、そして神経を使うところだそうです。

この時はまだ仕込みも始まっておらず、辺りに酒蔵特有の匂いも漂っていなかったのですが、
来週くらいには城崎から杜氏さんが来られて、いよいよ酒造りが始まるとのこと。
今とはまた違った、活気溢れる(近寄り難い?)雰囲気になるのでしょうね。

ちなみに、麹室の入り口には松尾大社のお札が貼ってありました。

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夕暮れの日差しが蔵に差し込みます。。

明治時代に建てられた建物は一見、壁が黒く汚れているように見えたのですが、
なんとそれは汚れではなくて、酒造りに一番大切な「蔵に生きる菌」である、と。
耐震構造がとられているわけもなく、大きな地震がきたら危険なのですが、かといって建て替えるとその菌がいなくなって、もう二度と同じ酒が作れなくなる… だから建て替えることは出来ない。。
このお話がとても印象に残りました。

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見学の後は試飲させていただきました♪
いただいたのは2種類。
「酉也(これで1文字)吟純聖(いぎんじゅんせい)」
: 山廃仕込純米吟醸
 深み、旨み、華やかさ。 山廃仕込のなせる技でしょうか?
 芳醇な…といった言葉を惜しげもなく捧げます! これは美味しかった。。  
「大吟極醸」:山田錦を45%精米して低温発酵した大吟醸
 さすが大吟醸。キリッと透き通るような鋭い味わい。
 洗練…という表現がピッタリです。

いずれのお酒もインターネットで購入することが出来ます。
→ 美冨久酒造のホームページ

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道路を挟んだお向かいでは、各種お酒が店舗販売されています。

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日本酒のラベルって、眺めているだけでも楽しいですね♪

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ききじょこ200円。
「日本酒で笑顔になろう!」と震災復興の願いを込めて、日本酒の中央会が作成したものだそうです。

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歴史と今を感じさせてくれた美冨久酒造さま、お世話になり、ありがとうございました。

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いただいて帰ったマッチはレトロ仕様。

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昭和の香りがプンプンします。。
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by esu-san | 2011-10-29 15:24 | 近江路・仏女ブロガー旅紀行


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