2013年 02月 18日
波紋が広がる。。 「京の冬の旅」で妙心寺の東海庵が12年ぶりに特別公開されています。 庫裏の天井は高いのなんの。 重厚な柱が歴史を感じさせます。 天井に揚げられているのは何でしょう? 輿? さて、お庭を拝見。 方丈の南に広がるのは、白砂が一面に敷き詰められた「白露地の庭」です。 草木一本生えない潔さ。 そこに映し出されるのは、己の心象風景のみ。。 庭の片隅に置かれた棗型の手水鉢がホッと一息つけさせてくれます。 書院西庭「東海一連の庭」は枯山水庭園です。 一文字手水鉢も造形的に面白いですね。 こちらは橋柱手水鉢。 その名の通り、橋柱として使われていたものの再利用でしょう。 中程に穿たれた四角い穴から当時の面影が偲ばれます。 こちらが書院南庭の坪庭。 七坪ほどの小さな庭に、大小七つの川石が直線的に並べられています。 そして中央から広がる波紋。 どこまで広がる? どこまでも広がる? 庭を越えて、意識を飛び出し、宇宙まで。。
by esu-san
| 2013-02-18 22:52
| 寺社仏閣
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